ラングル

ラングル(Langres)は、フランス北東部シャンパーニュ=アルデンヌ地方のラングル高原を産地とする牛乳製ウォッシュタイプチーズです。フランスのAOC(現AOP)を1991年に取得しており、産地の地名がそのままチーズ名になっています。無殺菌乳から作られる伝統的なチーズで、1919年頃から記録が残っています。
形状は円柱形で、熟成中に何度も塩水とアナトー(天然着色料)で洗いながら熟成させることで、オレンジ〜赤茶色のしっとりとした外皮を発達させます。これがラングルの最大の外観的特徴です。
そしてもうひとつの際立った特徴が、チーズ上面の「くぼみ(クーヴェット)」です。熟成の過程でチーズが縮みながら上面の中央が窪んでいきます。この凹みは単なる見た目ではなく、食べ方にも直結しています。
くぼみにシャンパーニュを注ぐ産地ならではの食べ方
ラングル上面の凹みは、シャンパーニュやブルゴーニュのマール(ブランデー)、コニャックなどを注いで食べるという伝統的なスタイルのために設けられています。酒がくぼみに溜まってチーズに少しずつ染み込み、風味に奥行きが加わります。
産地がシャンパーニュ地方に隣接しているため、シャンパーニュを注ぐのが最もポピュラーな食べ方です。このスタイルはラングル独自の個性として広く知られており、「シャンパーニュを注ぐチーズ」として紹介されることが多いです。
ラングルの写真
2014年6月当時フェルミエ 渋谷店で180gで1,960円(税込2,117円)でした。 「デリスデカバス」も一緒に購入しました。
味と食べ方(ペアリング)
外皮はウォッシュタイプらしいやや強い香りを持ちますが、中の生地はクリーミーでやわらかく、コクのあるまろやかな味わいです。塩気はほどよく、熟成が進むほど風味が深まります。口の中でとろけるような質感と、複雑な旨みが特徴です。
くぼみにシャンパーニュやマールを注いで食べるのが最もラングルらしいスタイルです。バゲットに乗せてそのままシンプルに食べるのも定番で、チーズボードに置くだけで外観のインパクトがあります。
ワインとの相性は産地のシャンパーニュが最良の組み合わせで、泡とウォッシュチーズの風味が相互に引き立て合います。ブルゴーニュのピノ・ノワールやシャルドネとも産地が近くよく合います。
購入店
- フェルミエ 渋谷店(2014年6月)




