ブッラータ

ブッラータ(Burrata)は、イタリア南部プーリア州発祥の牛乳製フレッシュチーズです。外側はモッツァレラと同じパスタフィラータ(練り引き)製法で作った薄い皮で包まれており、内側にはストラッチャテッラ(細かく裂いたモッツァレラの切れ端)と生クリームを混ぜ合わせたとろりとしたフィリングが詰まっています。
名前はイタリア語の「burro(バター)」に由来し、カットした時に中からクリームが流れ出るバターのようなリッチな内容物がそのまま名前になっています。
誕生は1900年代初頭のプーリア州アンドリア(Andria)とされており、モッツァレラ生産の過程で生まれた端材(ストラッチャテッラ)とクリームを無駄なく活用するために考案されたのが始まりと言われています。地元では長く親しまれてきたチーズでしたが、世界的に注目を集めるようになったのは比較的最近のことで、2000年代以降に欧米を中心に急速に広まりました。日本でもイタリアンレストランやグルメ系のSNSを通じて2010年代以降に一般的に知られるようになっています。
モッツァレラとの違い
外見はモッツァレラによく似ており、白くやわらかい丸い形状で水に浸して販売されることも多いです。しかしカットした瞬間に内側のクリームとストラッチャテッラがとろりと流れ出るのがブッラータの最大の特徴で、モッツァレラとは全く異なる食体験が得られます。
モッツァレラは生地全体が均一なパスタフィラータのチーズで、ジューシーでもっちりした食感が特徴です。ブッラータは外皮こそモッツァレラと同じですが、中身はクリームと絡んだ半液体状で、口当たりが極めてリッチでクリーミーです。同じ原料・同じ製法から派生したチーズながら、味わいや食感の方向性は大きく異なります。
ブッラータの写真
渋谷にある「アンドチーズスタンド 」(& CHEESE STAND)の「東京ブッラータ」です。2017年4月当時150gで税込1,080円でした。
「リコッタ・サラータ」も同時に購入しました。
渋谷にある「ムームーモッツアレラ 神宮工房&ショップ」にて「ブッラータ・フレスカ」を購入、2019年8月当時850円(税込918円)でした。
「フレスカ」はイタリア語で「新鮮」の意味です。
「モッツァレラ」も同時に購入しました。
ブッラータ・フレスカと同じく「ムームーモッツアレラ 神宮工房&ショップ」で購入した「季節のブッラータ・フレスカ」です。
2019年8月当時1,000円(税込1,080円)でした。
中にナッツやドライフルーツなどが入っていました。
味と食べ方(ペアリング)
外皮はモッツァレラのようなもっちりとした弾力があり、中からとろりとしたクリームとストラッチャテッラが流れ出します。全体的にミルクのやさしい甘みとクリームのリッチなコクが広がり、後味はさっぱりとしています。クセはなく、フレッシュチーズの中でも特に食べやすくリッチな味わいです。
最もシンプルで美味しい食べ方は、そのまま皿に置いてカットし、良質のオリーブオイルをかけて塩と黒こしょうを少々振りかけてバゲットと食べるスタイルです。完熟トマトとバジルを合わせたカプレーゼ風の盛り付けも定番で、ブッラータを使うことで通常のカプレーゼより格段にリッチな仕上がりになります。
生ハムや生野菜(ルッコラ・ラディッキオなど)との組み合わせも人気で、ドレッシング代わりに中のクリームをそのまま使うような食べ方も楽しめます。フレッシュないちじくや桃などの果物とも好相性です。
加熱調理にはあまり向かず、ピザのトッピングに使う場合はオーブンから出した後に乗せて余熱で少し溶かす程度が美味しい食べ方です。
ワインとの相性は辛口の白ワインやスパークリングワインが最もよく合い、プロセッコやフランチャコルタなどのイタリアのスパークリングとの相性も抜群です。チーズのフレッシュさを活かすため、あまりタンニンの強い赤ワインより軽めのものを選ぶのがおすすめです。
購入店
- アンドチーズスタンド (& CHEESE STAND)(2017年4月)
- ムームーモッツァレラ 神宮工房&ショップ(MuMu MOZZARELLA)(2019年8月)




