ローヴ・デ・ガリッグ

ローヴ・デ・ガリッグ
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    ローヴ・デ・ガリッグ(Roves des Garrigues)は、フランス南部プロヴァンス地方で作られる山羊乳のフレッシュ〜ソフト系チーズです。直径約5cm・重さ約60gのころんとした丸いお団子形が特徴で、見た目の愛らしさも人気のひとつです。
    なお2020年頃に「ル・フレ・デ・ガリグ(Frais des Garrigues)」という名称に変更されました。同名のシェーブルチーズが別に存在したことが変更の理由と考えられており、旧名「ローヴ・デ・ガリッグ」で記載されている資料も多く残っています。

    名前の「Roves(ローヴ)」はローヴ種という南仏に古くから生息する山羊の品種名で、「Garrigues(ガリッグ)」は南フランスの石灰岩質の乾燥した土地・低灌木地帯のことです。ローヴ種の山羊は1年を通じてガリッグの土地に放牧され、タイムやローズマリーなど南仏に自生する力強い野生のハーブを自由に食べて育ちます。このため乳自体にハーブの香りが宿り、特別なハーブを添加しなくてもチーズにそのまま香りが表れるという点がこのチーズの最大の個性です。

    同じローヴ種の山羊乳を使ったチーズとして「ローヴタン(Rovethym)」がありますが、そちらはしずく型でタイムの枝を挟み込んでいるのに対し、ローヴ・デ・ガリッグは丸形でハーブの挟み込みがないプレーンなスタイルです。どちらも乳由来のハーブ香が共通しています。

    ローヴ・デ・ガリッグの写真

    チーズ・オンザテーブル 大丸東京店で2014年6月当時1個1,100円(税込1,188円)でした。
    オランダの陶器の青い柄で有名な名前を冠する「デルフトブルー」も一緒に購入しました。

    味と食べ方(ペアリング)

    フレッシュな状態ではふんわりやわらかく、ミルクのやさしい甘みとさわやかな酸みの中に、タイムやローズマリーを思わせる清涼感あるハーブの香りが広がります。山羊乳チーズ特有のクセは穏やかで、「山羊乳チーズが苦手」という方にも受け入れやすいと評されることの多いチーズです。
    熟成が進んでドライになってもハーブの香りは続き、風味がより凝縮されます。

    そのままクラッカーやバゲットに乗せて食べるのが定番です。はちみつとの組み合わせがハーブ香をより甘く上品に引き立て、南フランスらしい食べ方として好まれています。オリーブオイルをひとたらしするのも地中海スタイルに合います。

    ワインとの相性は、ロゼのスパークリングワインが最もチーズのタイムの香りを上品に引き出すとされています。ソーヴィニョン・ブランなどの辛口白ワインや、プロヴァンスのロゼワインも産地同士で自然に合います。

    購入店

    • チーズ・オンザテーブル 大丸東京店(2014年6月)
    分類
    🧀シェーブルチーズ🧀ナチュラルチーズ🇫🇷フランス🐐山羊(ヤギ)