クラヴァンツィーナ

クラヴァンツィーナ(Cravanzina、クラバンジーナ、クラヴァンジーナ)は、イタリア北部ピエモンテ州のランゲ・アルタ・ランガ地域で作られる、牛乳と羊乳を混合した(クリームを加えることもある)ソフト熟成チーズです。ロビオラ(Robiola)の一種に分類され、ピエモンテ州の伝統的なチーズ製法を受け継いでいます。
直径約110mm・高さ約25mm・重さ約200gの円盤形で、熟成期間は10〜20日ほどです。表面はクリーミーで白い薄い外皮に覆われており、中はなめらかでやわらかい生地です。
生産者のアルタ・ランガ(Alta Langa)社は約150年の歴史を持つ家族経営の乳業で、このタイプのチーズ作りに特化してきた専門メーカーです。手作りにこだわっており、古くからの製法を守りながら作られています。DOP認定はなく、アルタ・ランガ地域のアルチザンチーズとして位置づけられています。
同じピエモンテ産のロビオラの仲間には「ロビオラ・ボジーナ(Robiola Bosina)」(牛乳と羊乳)や「ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノ(Robiola di Roccaverano)」(山羊乳のDOP認定品)などがあり、クラヴァンツィーナはその系統の中でひとつの個性を持つチーズです。
ロビオラとの関係と混乳の特徴
クラヴァンツィーナはロビオラの一種ですが、「ロビオラ」という名称はピエモンテ産の混乳・単乳系ソフトチーズに広く使われる総称のため、個別の商品名として「クラヴァンツィーナ」という固有の名前を持っています。
牛乳と羊乳を混合することで、牛乳だけでは出ないコクと甘みが加わります。羊乳がチーズに独特の豊かさをもたらしながらも、牛乳が風味を穏やかにまとめており、重すぎず軽やかな仕上がりです。草原やバターを思わせる風味はこの混乳ならではの特徴とされています。
チーズオンザテーブル JR名古屋高島屋店で2014年4月当時100gあたり1,050円で2,551円(2,756円)でした。
ブルーチーズの「カブラレス」も購入しました。
味と食べ方(ペアリング)
香りは上品でミルキー、草原やバターを思わせる甘みのある香りが広がります。生地はなめらかでやわらかく、バターのように広がる質感。味わいは穏やかでクリーミーなミルクの旨みが中心で、クセが少なく食べやすいソフトチーズです。
食べる1〜2時間前に冷蔵庫から出して常温に戻すと、風味が最大限に引き出されます。バゲットやグリッシーニ(イタリアの細長いクラッカースティック)に乗せてそのまま食べるのがイタリアの定番スタイルです。
生ハム(プロシュート)との組み合わせが特にすすめられており、チーズのクリーミーな甘みと生ハムの塩気と旨みが調和します。
ワインとの相性はプロセッコやスプマンテなどイタリアのスパークリングワインが最もよく合うとされています。ピエモンテの白ワイン(アルネイス、ガヴィなど)との組み合わせも産地が共鳴する自然なペアリングです。
購入店
- チーズオンザテーブル JR名古屋高島屋店




