ロビオラ・ボシナ

ロビオラ・ボシーナ(Robiola Bosina)は、イタリア北部ピエモンテ州南部の丘陵地帯「ランゲ(Langhe)」で作られる、牛乳と羊乳をブレンドした白カビタイプのソフトチーズ。
生産者はカゼイフィーチョ・デッラ・アルタ・ランガ(Caseificio dell'Alta Langa)で、ランゲ地方の伝統的なチーズ製法を守りながら、日本・オーストラリアなど世界各国に輸出している同地方を代表するチーズメーカーです。
「ロビオラ(Robiola)」とはピエモンテ州とロンバルディア州を中心に作られるソフトタイプのチーズの総称で、牛乳・羊乳・山羊乳などを単独またはブレンドして作られます。
ロビオラ・ボシーナの「ボシーナ(Bosina)」はこのチーズのサブタイプの名称で、牛乳と羊乳の2種の乳を使うことから「ドゥエ・ラッテ(due latte=2種の乳)」チーズとも呼ばれます。
特徴的な正方形の形状をしており、表面はうっすらと白カビに覆われた薄くしなやかな外皮を持ちます。熟成期間は2〜3週間と短く、フレッシュに近い状態で食べられるチーズです。牛乳を殺菌処理しているため、世界各地への流通・輸出が可能となっています。
ロビオラ・ボシーナが生まれたランゲ地方は、バローロやバルバレスコ、ネッビオーロ、バルベーラといった世界的に名の知れた銘醸ワインの産地としても有名な地域です。トリュフやヘーゼルナッツでも知られる美食の土地でもあり、この地で作られるチーズはワインとともに発展してきた食文化の一部と言えます。
そのため、ランゲの赤ワインとロビオラ・ボシーナの組み合わせは現地でも親しまれてきた伝統的なペアリングです。同じ生産者が作るランゲリーノ(Langherino)とは兄弟のような関係にあるチーズで、ロビオラ・ボシーナが正方形の大きめサイズなのに対し、ランゲリーノはひとまわり小さい円形のパーソナルサイズという違いがあります。
ロビオラ・ボシナの写真
チーズ王国 札幌丸井今井店で2014年9月当時1,186円(税込1,281円)でした。
カレ・デュ・ペール・アントワーヌと一緒に購入しました。
味と食べ方(ペアリング)
外皮は薄く白カビに覆われていて食べられます。内部の生地は非常に柔らかくクリーミーで、ブリーチーズに近い質感です。
熟成が若いうちはバターや乾草(ほしくさ)のようなやさしい香りで、ほんのりとした甘みと穏やかな塩味が感じられます。熟成が進むにつれて内部がよりとろりと溶け、キノコのような土っぽいニュアンスや酸みが加わり、味わいに深みが増していきます。
強い臭みやクセはなく、それでいてロビオラらしい個性はしっかりあるため、ソフトチーズに慣れ始めた方にも食べやすい一方、チーズ好きにも満足感のある仕上がりです。
必ず常温に戻してから食べることが大切で、冷たいまま食べると風味と食感が大幅に損なわれます。
チーズ単体で楽しむなら、栗の蜂蜜やアカシア蜂蜜との相性が特によく、クラッカーやバゲットにのせてそのまま食べるのがシンプルでおすすめです。
いちじく・洋梨・ぶどうなどのフレッシュフルーツ、ローストしたクルミやヘーゼルナッツとも好相性です。
料理への活用も幅広く、サワードウトーストに溶かして乗せたり、キノコやパンチェッタとあわせてパスタソースに使ったり、オムレツに混ぜ込んだりと使い勝手の良いチーズです。
洋梨とシンプルに合わせるだけでも、甘みと塩気のバランスが絶妙なひと皿になります。
ワインとの相性は幅広く、同じランゲ地方の赤ワインとの組み合わせが特においしいです。バルベーラ・ダスティやドルチェット、ランゲ・ネッビオーロなど軽めから中程度のボディの赤ワイン、またピノ・ネーロなどとよく合います。
スパークリングや白ワインならアルネイス、ピノ・ビアンコなど、フルーティーで軽めのものが生地のやさしい甘みと調和します。
購入店
- チーズ王国 札幌丸井今井店(2014年9月)




