カンボゾーラ

カンボゾーラ
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    カンボゾーラ(Cambozola、カンボゾラとも)は、ドイツ南部バイエルン州アルガウ地方のホフマイスター・シャンピニオン(Hofmeister-Champignon)社が開発した牛乳製のソフト青カビチーズです。1983年から販売が始まり、現在もシャンピニオン社が製造・販売しています。英語圏では「ブルー・ブリー(Blue Brie)」として広く流通しています。

    名前の「カンボゾーラ」はカマンベール(Camembert)のカ「Cam」+ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)の「gorzola」を組み合わせた造語です。その名の通り、カマンベールの白カビ(ペニシリウム・カメンベルティ)とゴルゴンゾーラやロックフォール・スティルトンに使われる青カビ(ペニシリウム・ロックフォルティ)の両方を組み合わせて作られるという、2種類のカビを同時に使う非常にユニークなチーズです。さらに牛乳に生クリームを加えて作られるため、トリプルクリームチーズに近いリッチなコクと濃厚さを持っています。

    外皮はカマンベールのような食べられる白カビで覆われており、内部には青カビによる細い筋(ブルーヴェイン)が走っています。商標登録済みの製品で、AOC・DOPなどの産地認定はありません。

    なお「カンボゾーラ」という名称はゴルゴンゾーラのDOP名称を想起させるとして、1999年に欧州司法裁判所から問題があるとの判断が出たことでも知られています。

    ゴルゴンゾーラやカマンベールとの違い

    カンボゾーラはゴルゴンゾーラとカマンベールの「いいとこ取り」を目指して開発されたチーズですが、どちらとも似て非なる存在です。
    ゴルゴンゾーラ(特にピカンテタイプ)は強い刺激と塩気・ピリッとした辛みが特徴の本格的な青カビチーズです。カンボゾーラはゴルゴンゾーラと同じ青カビ菌を使いながらも、クリームを加えることでその辛みと刺激を大幅に抑え、全体的にマイルドでクリーミーな味わいに仕上がっています。
    一方カマンベールとは白カビ外皮という外観は似ていますが、内部に青カビを持つという点が大きく異なります。カマンベールにはない青カビのコクと風味がカンボゾーラの個性です。
    青カビチーズが強すぎると感じる方の入口になるチーズとして、あるいはカマンベールに少し刺激を求める方に向いているポジションのチーズです。

    カンボゾーラの写真

    チーズ王国 大丸札幌店で2014年9月当時1,852円(税込2,000円)でした。
    セミハードチーズの「ナポレオン」も一緒に購入しました。

    味と食べ方(ペアリング)

    白カビの外皮に包まれた生地はトリプルクリーム系らしく非常に濃厚でクリーミー、バターを思わせるリッチな口当たりです。青カビの風味はありますがゴルゴンゾーラほど強くなく、穏やかな塩気とマイルドなコクに仕上がっています。外皮はやわらかく一緒に食べられます。

    バゲットやクラッカーにたっぷり塗って食べるのが定番です。はちみつやいちじくジャムとの組み合わせが濃厚なチーズの甘みを引き立て、くるみやドライフルーツと合わせてチーズボードに並べると映えます。
    料理への活用ではパスタやリゾットのソースに溶かしたり、ハンバーガーやステーキのトッピングにするなど、溶けやすく濃厚なコクが活きる使い方が向いています。

    ワインとの相性は甘口の白ワイン(ソーテルヌや遅摘みリースリングなど)が定番で、濃厚なコクと青カビの風味にほどよい甘みが調和します。スパークリングワインやシャンパーニュとも合わせやすく、ポートワインとの組み合わせも青カビチーズの王道ペアリングとして楽しめます。

    購入店

    • チーズ王国 大丸札幌店(2014年9月)
    分類
    🧀ブルーチーズ🧀ナチュラルチーズ🇩🇪ドイツ🐄