フロマージュ・ブラン

フロマージュ・ブラン
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    フロマージュ・ブラン(Fromage Blanc)は、フランス北部からベルギー南部にかけてを発祥とする牛乳製のフレッシュチーズです。
    「Fromage Blanc(フロマージュ・ブラン)」はフランス語でそのまま「白いチーズ」を意味します。熟成を行わず、牛乳を乳酸菌で発酵させてホエーを除いただけのシンプルな製法で作られる非熟成のフレッシュチーズで、作りたてをそのまま食べます。

    歴史は古く、フランスの農村では昔から家庭でも手軽に作られてきたチーズです。現代でもフランスのスーパーではヨーグルトと並んで販売されており、日常的な食品として親しまれています。
    製法はシンプルで、殺菌した牛乳を温めて乳酸菌培養液を加えて発酵させ、ホエーをゆっくり水切りして仕上げます。水切りの時間が長いほど生地が厚くなり、スプーンですくえるやわらかいものからスプレッドのように伸ばせる固さのものまで、幅のある仕上がりになります。風味を豊かにするためにクリームを加えたリッチなタイプもあります。脂肪分は製品によって幅があり、ほぼ無脂肪のものから脂肪分8%前後のものまであります。

    なお、フランスの法律上「フロマージュ・ブラン」と「フロマージュ・フレ(Fromage Frais)」は厳密には異なるものとして区別されています。フロマージュ・フレは販売時点で生きた乳酸菌を含むことが必要なのに対し、フロマージュ・ブランは発酵が止まった状態のものを指します。日本ではこの区別はあまり意識されておらず、どちらも「フロマージュ・ブラン」として流通しています。

    クワルク・クリームチーズとの違い

    フロマージュ・ブランはしばしばドイツ・オーストリアの「クワルク(Quark)」と比較されます。どちらも乳酸発酵で作るフレッシュチーズで製法や用途が非常に似ており、フロマージュ・ブランはクワルクよりもやや水分が多くなめらかな傾向があります。

    クリームチーズとの比較では、クリームチーズのほうが脂肪分が高くリッチでこってりとした食感なのに対し、フロマージュ・ブランはより軽くさっぱりとしており、ほのかな酸みが爽やかさを生んでいます。「クリームチーズのような豊かさを持ちながらより軽い」という表現が最もわかりやすいかもしれません。
    ヨーグルトと比べると、フロマージュ・ブランは固形感が高くよりなめらかでクリーミー、酸みもヨーグルトほど強くありません。

    フロマージュ・ブランの写真

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    味と食べ方(ペアリング)

    味わいはミルキーでやさしく、ほんのりとした酸みとさわやかな後味が特徴です。強いクセや塩気はなく、そのままでも非常に食べやすい風味です。
    食感はなめらかでクリーミー、スプーンで軽くすくえる柔らかいものが一般的です。

    最もシンプルな食べ方は、フルーツやはちみつをかけてデザートとして食べる方法です。新鮮なベリー類・桃・キウイなどとの相性が抜群で、ヨーグルトの代わりに使うような感覚で楽しめます。グラノーラをかけて朝食に取り入れるのもフランスでは一般的です。
    塩味の使い方としては、チャイブ・ディル・パセリなどのハーブとにんにく・塩を混ぜてディップやクラッカーのスプレッドにする方法が人気です。

    料理への活用の幅も広く、スープに混ぜ込んでクリーミーな仕上がりにしたり、生クリームやサワークリームの代わりに使って軽やかなソースを作ることができます。タルトやパイの詰め物、ムースやチーズケーキのベースにも向いており、製菓・製パンでの活用も盛んです。

    ワインとの相性は、ドライなロゼや辛口のシュナン・ブラン、クリスプなソーヴィニョン・ブランが定番です。ビールならベルギースタイルのフルーツランビックや小麦ビールとの組み合わせがよく合います。

    購入店

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    分類
    🧀フレッシュチーズ🧀ナチュラルチーズ🇫🇷フランス🐄